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フルートの修理でびっくりしたこと~年代物のフルートはご注意~

ずっと、気になりながらそのままになっていたことがいくつかありますが、そのうちの一つ。
ここ数年ずっと言っているフルートです。

フルートを習い始めたいと言って数年経つんですが、今まで何もしていなかったわけじゃないんです。
まず、フルートを習いたいと思ったきっかけは、父の形見のフルートがあるからです。
大事にしていたフルートで、ムラマツフルートのものです。
ムラマツフルートと言うのは、村松 孝一という日本のフルート製作者が作った会社です。ムラマツフルートの創始者で、日本のフルート製作の歴史に多大な貢献をし、世界に通用する日本のフルート製作技術の礎を築きました。(wikiより)
そこでオーダーメイドで作ってもらった(らしい)フルートは父の自慢の品でした。
自宅では数曲、父のフルートの伴奏をしたこともあります。

そのフルートは、音がでやすくて、素人の私でも音を鳴らすことができる楽器だし、形見の品なのでぜひこれを使いたいと思っていました。

ですが、なにぶん素人の私が吹くからなのか、高音がならないんです。
低い音しかならないフルートはまるで尺八の用。。。これではいけないとおもい、修理に出すことにしました。

早速いろいろ探して、某楽器店でも修理を受け付けていると言うので、頼んだのですが、
古いものなので10万程度の修理をしても、すぐ使えなくなるかもしれないから修理は進めないと言う回答でした。
もう、使えないのかな、、

とあきらめかけたところで、製造元に電話をしてみました。
すると「値段との相談になりますが、使える状態にします」と心強い言葉をいただいたので、
早速送ってみました。

数日後、電話がかかってきたのですが、いろいろ知らないことがたくさん!

まず、国際標準ピッチは、以前はA(ラ)=440ヘルツで、このフルートは以前の基準で作られているようです。しかし、国によっても違い、440~445ヘルツの間で演奏されることが多く、現在では442ヘルツにするのが一般的になりつつあるようです。
ただピッチは低くすることは可能ですが、高くするのはできないのです(楽器を切るしかないんだそう)
なので、完璧に修理しても、今の楽器と一緒に演奏することが出来ないんです。

また、フルートのタンポ(パッド)は5~10年で交換の必要があるものだそう。
この交換には6万程度かかるそうですが、現在のところ破れなどはなく、音を出すこと自体には問題ない状態。

以上のことから、現在のフルートは、最低限の調整をして練習してみて、合奏をしたりもっとうまくなりたいと思った時に修理するのか新しい楽器を買うのか検討すると言うのはいかがですか?

と提案していただきました。

そして、この最低限の調整はなんと5000円+税+送料だったんです。
なんて良心的・・・

そして、
P1010762.JPG

到着しました♪

P1010763.JPG

厳重に梱包されて

P1010764.JPG

見た目はさほど変わりませんが、私が吹いてもオクターブ上の音が出るようになりました。
さすが!。

今回、父が吹かなくなって20年ほどたっているがっきですし、購入からは40年を超える楽器です。
もう、本来ならばその役目を終えて、タダ飾っているだけでもよかったのかもしれません。
でも、古くなっても楽器です。楽器は音を鳴らしてこそ楽器なんじゃないかなと思います。

命を吹き返してくれてよかった・・・

次は、お教室探しです。なんていったって、ほんの数曲、吹ければいいと言う程度の志の低さですが、
新しいことにチャレンジするのは楽しみです♪

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コメント 2

おがっこ

なかなか年代物のフルート…
って、チューニングそんなに複雑なんですか!?
「ラ」のヘルツ、
そんな基準があるなんで…
by おがっこ (2017-04-27 21:38) 

ゆきの

>おがっこさん
調べれば調べるほどわからなくなったので、あたしの理解を超えていますが、
なんだか難しいみたいです。
ただ楽しみたいだけなのに~w
by ゆきの (2017-06-09 17:53) 

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